やぁ。
用事があって録画で見ました。毎年恒例になりつつあるM-1の感想記事です。
今年の出場コンビは、
笑い飯、ポイズンガールバンド、千鳥、ダイアン、ハリセンボン、キングコング、トータルテンボス、ザブングル、敗者復活枠、の9組。
この敗者復活にサンドウィッチイマンが入ったわけです。
見る前の今年の優勝予想は、キングコングでした。彼らは本当に面白い、音楽戦士や、はねとびを見てもわかるように、喋りが上手い。優勝してほしいという願いもあって予想しました。
さて、一組ずつネタを披露した順に感想を。
まずは笑い飯。
今回はネタが悪かった、としか言えない。一つのネタで無理やり押し通していた感じがしたし、決定的な笑いの破壊力もなかった。ここ数年彼らはこんな感じだ。初登場したときのような勢いがなくなっている。来年に期待。
2組目、ポイズンガールバンド。
彼らは今の漫才の形だと、もう限界かもしれない。これ以上は伸びないだろう。スタイルを変えてみる必要あり。小爆笑が続いただけだった。ネタも一つに固執しすぎて、笑い飯のような感じだった。
3組目、ザブングル。
ネタの設定は良かった、顔芸も彼らの武器だからとても良い。しかし、上と下との波があった。さらに、無意味なボケが仕込まれていて、これがマイナスにつながっただろう。時間を稼ぐためだったのだろうか。無意味なボケを入れないで、しっかりとネタを広げて欲しかった。
4組目、千鳥。
ダラダラネタが流れて、ボケに行くまでが長かった、というか、ボケとフリとの境目がない。メリハリがあるこそ漫才なのだ。常にボケっぱなしだと飽きられてしまう。そして最後の落ちはうまくなかった。
5組目、トータルテンボス。
彼らはネタの良し悪しに左右されがちだ。ネタがよければ今回の様に好成績になる。しゃべりの実力とテンポはすごいある。今回の旅館ネタもいい構成。漫才の王道的構成だったから、非常に笑いやすかった。火力は抜群だった。ボイラー室の天丼はGood
6組目、キングコング。
今回一番笑ったネタだった。ハライテー。きれとテンポが凄い。圧巻。これが本当の漫才だと実感できるいいネタだった。6年の間に更に実力をつけてきた感じがした。
7組目、ハリセンボン。
女性の芸人は、やはり不利なのだ。ネタの構成は良かった、しかし大きな笑いがなかった。火力不足で泣いたかな。
8組目、ダイアン。
名前は知っていたし、きっとどこかでネタも見てたはずだけど、どんなコンビか思い出せなかった。でもネタを見て思い出した。スカウトネタは見たことあるわ。ただやっぱり火力不足だった。最後のほうの謎のスカウトの天丼はなかなかよかった。
9組目、サンドウィッチマン。
まさにダークホース。彼らは独特の雰囲気を出しているのが特徴的で、ネタの構成やボケも申し分のない実力。審査員が言っていたように、なぜ決勝に上がって来れなかったのが不思議なくらいだ。
ここで1ラウンドが終わり、トータル、キング、サンドの3組が決勝へ。
決勝。
トータル、キングは、失速してしまった。
トータルは最後のほうを王道から外れてアレンジを加えた漫才にしていたが、それが裏目に出てしまって、中途半端な出来になったしまった。
キングは残念なことにボケがイマイチだった。設定自体ボケを作るのが難しいものなのかもしれない。ヒーローインタビューのネタが見たかった。
サンドは1ラウンド目の空気のまま披露できた。個人的に落ちがイマイチだった気がした。
ネタを見終わって、キングとサンドの一騎打ちかと思いきや、意外や意外、キングがたったの1票。ショボーン。
開票があんなドキドキしたのは初めてだw
優勝はサンドウィッチマン。本当にダークホースだった。
これで来年1年は彼らの活躍が約束されたようなものだ。
M-1こそが真のお笑いが見れるいい機会。
エンタなんて低級お笑い番組は推しません。
真の笑いが見たい人はHNKの爆笑オンエアバトルを見ましょう。
来年も記事書くだろうなぁ。
PR